ＮＳＸ−Ｒ　ＧＴ　について ベストカー誌を読んで初めて知りましたが， ホンダは５台限定で，この特別なＮＳＸ−Ｒを市販・販売するそうです。 その名は，ＮＳＸ−Ｒ　ＧＴと言うそうです。 お値段，実に５０００万円。 じゃあ，さぞかし凄いクルマなのだろうと思ったら， 実はコレ，ＧＴ選手権のホモロゲ用に， ボディ拡張パーツを組み込んだＮＳＸ−Ｒなんですね。 つまり，外観にゴテゴテ付いてはいますが，基本的に中身は変わらないと言うことです。 付いているパーツは，いずれもＧＴ選手権で必要な物。 ボディサイズを拡大して，より効果の大きな空力パーツをレース車両で可能にする前後バンパー。 大型のエアスクープと，リヤディヒューザー。 Ｚ３３でも，こういった「なりふり構わないベースモデル」が売られましたが， そもそも台数を作ることを考えていませんので， その手間に相当するお金を車体価格に反映させたのでしょうか。 私たちユーザーからすれば， まともに社外品でこういったエアロを作った場合のほうが， 圧倒的に安くすむはずです。 ５０００万円という価格がもたらすのは，５台限定というプレミア性だと思いますが・・・。 まあ，そういうことです。 Ｆ１のようなルーフエアスクープは，もともとＮＳＸ−Ｒでオプションになっていたものを 更に大型化したのではないかと思います。 最初から付けているのは全高が変わるからこれでホモロゲを取りたいんでしょう。 バンパーも，不自然と思えるような延長ぶりです。 個人的には， このグランツーリスモ４で登場した仮想ＮＳＸ−Ｒ新型のように， きちんとそれ自体がＧＴカーのスタイルにデザインされている ものを期待したいところです。 ＮＳＸ−Ｒと言うからには，レースのベース車両の一歩手前ですからね。 本当のワイドボディが必要だと思います。 (タイプＲとは，正確にはレース車両ではありません。 レース車両の一歩手前にある，ギリギリ公道認可に入る 究極のスポーツカーという意味が含まれていると考えます) なお，一部の中ではこのカタログを入手するのが一種のプレミアになっています。 一応ディーラーで頂けるようですが，既に入手困難とか。 (3/14 vigor2000)